1996年4月

糸満のカッパ

2015年08月18日 15:17

1996年4月
1996年4月1日 沖縄タイムス
不法占拠 米軍楚辺通信所 上
背負うツケ
異常事態に突入
破たん寸前の基地行政
→連載・基地 強制収用

1996年4月1日 沖縄タイムス
知花さんの陳述書(要旨)
→楚辺通信所 強制収用 知花昌一氏

知花さんの仮処分申立書 要旨
国の仮処分答弁書 要旨
→楚辺通信所 強制収用

1996年4月1日 沖縄タイムス
解説
ほころび増す「安保の紋所」
→楚辺通信所

1996年4月1日 沖縄タイムス
政府見解に矛盾
緊急使用の要件欠く
新崎盛暉沖大教授
→楚辺通信所

1996年4月1日 沖縄タイムス
「象のオリ」継続使用 政府見解に異議あり 江上能義
醜悪な政府の態度
→楚辺通信所

1996年4月2日 沖縄タイムス
不法占拠 米軍楚辺通信所 中
立ち入り禁止
日米見解を封印
しら切り通した政府

1996年4月2日 琉球新報
揺れる象のオリ 1
三線の音響かず
「終わりでなく始まり」
裁判勝利に強い決意
→連載・基地 楚辺通信所

1996年4月2日 琉球新報
識者評論
〝この瞬間〟象のオリの前で
梅林宏道 太平洋軍備撤廃運動国際コーディネーター
米市民も知る必要が
権力の非正統性明るみに
→楚辺通信所

1996年4月3日 沖縄タイムス
揺らぐ法治国家
政府〝不法占拠〟に躍起
つぎ込まれる膨大な人員、資金
知花さん「存在せぬ借料」
アリバイ 公用車 たばこ代

「政治的判断だ」
梶山長官発言で知花さん

現地警備本部解散
読谷「象のオリ」
→楚辺通信所 強制収用

1996年4月3日 沖縄タイムス
不法占拠を認めた国
借料でなく損害金払え
違憲共闘会 反戦など会見
→楚辺通信所

1996年4月3日 沖縄タイムス
「極東条項」による在日米軍削減案 上 梅林宏道
世論誘導の脅威論
必要か「4万7千人体制」

1996年4月3日 沖縄タイムス
不法占拠 米軍楚辺通信所 下
日米合意首脳会談
政府に焦りの色
連立与党内にきしみ

1996年4月3日 沖縄タイムス
50年の重み 軍用地主 軍雇用員 6
島袋秀成さん(73)キャンプ・シュワブ
マンゴーなど果物植えたい

1996年4月3日 琉球新報
揺れる象のオリ 2
苦境の国側
「完全な拒否 難しい」
論拠の弱さあらわに

1996年4月4日 沖縄タイムス
「極東条項」による在日米軍削減案 中 梅林宏道
「かけもち部隊」の評価
安保体制の矛盾を露呈

1996年4月4日 沖縄タイムス
50年の重み 軍用地主 軍雇用員 7
「ミルクプラント」従業員の闘い
工場閉鎖、MLCに身分移行

1996年4月4日 沖縄タイムス
127万人の実験 第1部 軍用地と経済 8
3K産業
93年度は計2196億円
なお高い基地関連収入
政府予算も増えるばかり
雇用者所得や軍用地料が増
「県外受取」 額は2倍強に 自治省からも 「6兆円事業」

思いやり予算
年々広がる「肩代わり」の幅

メモ
産業構造

1996年4月4日 琉球新報
揺れる象のオリ 3
一坪の支え
「銃剣による接収と同じ」
国の暴挙に強い反発

1996年4月4日 琉球新報 レキオ
はいさい レッキーvol 360
草原へ帰る日の巻
→楚辺通信所

1996年4月 不明
今なお、山野に戦争のつめ跡 石垣島の戦跡地視察
日本軍の地下壕や砲台跡
→沖縄戦

1996年4月5日 沖縄タイムス
揺れる象のオリ 4
うねり
全国に沖縄支援の輪
「不公平」の理解広がる

1996年4月6日 沖縄タイムス
「極東条項」による在日米軍削減案 下 梅林宏道
即戦の沖縄海兵隊
日本防衛任務に関係ない

1996年4月7日 沖縄タイムス
リポート96
市の戦争遺跡調査 具志川市
早急な確認作業が必要
急激な環境変化で減少
→沖縄戦

1996年4月不明 沖縄タイムス
50年の重み 軍用地主 軍雇用員 8
徳森伸一(49)利美子(38)夫妻
家族の思い
なぜミルクだけ首になるの

1996年4月8日 沖縄タイムス
異常
「象のオリ」
「不法占拠」7日 見学者絶えず
注目の立ち入りめぐる動き
周辺住民は〝騒ぎ〟去りホッと
→楚辺通信所

1996年4月8日 沖縄タイムス
安保と沖縄 クリントン来日 1
事件後 目向けた米政府
譲れぬ軍事機能の維持
模索 負担 個別
→連載・基地

1996年4月8日 沖縄タイムス
沖縄に「独立」は可能か 自立論との関係で考える 上 我部政明
現実論への脱皮不可欠
異なる沖縄と日本からの視点
「独立」への展望 住む場所の違い 国民とは何か

1996年4月8日 沖縄タイムス
50年の重み 軍用地主 軍雇用員 9
仲宗根亀次さん(56)
基地労働の苦悩
諸悪の根源で働いているのか!

1996年4月9日 沖縄タイムス
沖縄に「独立」は可能か 自立論との関係で考える 下 我部政明
21世紀型の国家構想を
国民国家は統合から分離へ
二つの「自我」意識 「自立」と「独立」 沖縄人の定義

1996年4月10日 沖縄タイムス
50年の重み 軍用地主 軍雇用員 10
全駐労の葛藤
「雇用のアクションプログラム」を

1996年4月11日 沖縄タイムス
漁船近くに機銃弾
名護市辺野古 周辺上空に米軍ヘリ

名護市議団が施設局に抗議
→演習事故 訓練空域・水域

1996年4月11日 沖縄タイムス
訴え 首脳会談を前に 1
安里秀雄さん 違憲共闘会議事務局次長
沖縄の現状知って
1万人規模の本土集会へ
インパクト大きい

1996年4月11日 沖縄タイムス
127万人の実験 第1部 軍用地と経済 9
模索する契約地主
反対一辺倒ではない
返還の〝独り歩き〟警戒
大きく重い県の責任
「地主の立場に考慮を」
老女の訴え 異議はない 目立つアラ

私の意見
志良堂博
跡利用に現実的「産業」創出を

メモ
普天間飛行場

1996年4月12日 沖縄タイムス
辺野古沖銃撃問題
訓練水域内で操業?
施設局 事実確認急ぐ
→訓練空域・水域

1996年4月12日 沖縄タイムス
辺野古沖銃撃問題
漁民「不安で操業できぬ」
訓練空域と漁場が隣接
→訓練空域・水域

1996年4月12日 沖縄タイムス
戦争マラリアの解決に感謝
篠原武夫
3億円の移籍で決着
実を結んだ各界の支援
→沖縄戦

1996年4月14日 沖縄タイムス
軍特委が現地踏査へ
漁船〝銃撃〟問題を重視
名護市議会
→演習事故 訓練空域・水域

1996年4月14日 沖縄タイムス
日米安保を考える
宝珠山昇前防衛施設庁長官
体制の補強が必要
有事に日本も戦う姿勢を

1996年4月14日 沖縄タイムス
「普天間」基地は動いた 展望と不安と 1
普天間第二小
28年間の危機感から解放
→連載・基地

1996年4月15日 沖縄タイムス
訴え 首脳会談を前に
宮城晴美さん 沖縄女性史研究家
「返還」素直には喜べない
民衆の支援が大切
→跡地利用

1996年4月15日 沖縄タイムス
「普天間」全面返還 中
有事対応で「共同研究」
安保の変容か、補強か
緊急有事にヘリ三百機 民間施設使用をにらむ 基地機能分散なお疑問

1996年4月15日 沖縄タイムス
「普天間」基地は動いた 展望と不安 2
宜野湾市の構想
教育、平和のセンターに

1996年4月16日 沖縄タイムス
名護漁協のパヤオ 訓練水域内に漂流
市軍特委が現場調査
→演習事故 訓練空域・水域

1996年4月16日 沖縄タイムス
見せかけの返還リスト
内包する自衛隊の枠組み
前田哲男氏談話

関係首長コメント
機能の強化は信義に反する 伊芸宏宜野座村長
責任もって跡地利用を 山内徳信読谷村長
実現できてうれしい 伊芸秀成金武町助役
これ以上は認められない 島袋清徳伊江村長
→跡地利用

1996年4月16日 沖縄タイムス
訴え 首脳会談を前に 5
新城馨さん 県軍用地等地主連合会長
共同宣言を踏まえ議論
制度的措置求める

1996年4月16日 沖縄タイムス
「普天間」全面返還 下
反発強める自治体
県にも避けられぬ課題
国に責任がある 県政の重要課題 嘉手納の軽減策

1996年4月16日 沖縄タイムス
「普天間」基地は動いた 展望と不安 3
戸惑う地主たち
跡地利用に国は責任を

1996年4月17日 沖縄タイムス
核心評論
極東有事
安保に魂入れる集団自衛権
アジア各国の信頼醸成必要
エビで鯨を釣る グレーゾーン活用へ

1996年4月17日 沖縄タイムス
「普天間」基地は動いた 展望と不安 4
全駐労の苦悩
闘争と職場 戸惑う若者

1996年4月17日 沖縄タイムス
検証 SACO中間報告 1
「前進」と「課題」が混在する中身
苦しい対応迫られる県
→連載・基地

1996年4月18日 沖縄タイムス
日米共同宣言
予想超える難問山積
県要望は一定の前進
共同宣言に主張は盛り込まれたか 基地の整理・縮小はどこまで進んだのか 地位協定の見直しはこれで十分と言えるか

1996年4月18日 沖縄タイムス
解説
極東以外の派遣に道
機能軽減は困難 在沖海兵隊

県内政党コメント
日米の方向を示した点評価 自民党県連 伊良皆高吉幹事長
「極東条項」の拡大は許せぬ 社民沖縄 新垣善春委員長
同盟関係高め歴史的な犯罪 社大党 喜納昌春書記長
安保のコスト公平に負担を 新進党 外間盛善幹事長
基地固定化の手段にするな 共産党県委 赤嶺政賢委員長
大国の都合で犠牲強いるな 公明沖縄 高良政彦県本部長
前進目指して現実的対応も さきがけ沖縄 島尻昇代表
→日米安保の再定義

1996年4月18日 沖縄タイムス
「日米共同宣言」を読んで
中西輝政 京大教授 「融解」の季節迎えた東アジアを見極めよ
新崎盛暉 沖大教授 議会審議ない声明は「民主主義」の空洞化

1996年4月18日 沖縄タイムス
沖縄県の要求と中間報告の比較

日米首脳会談の主なやりとり

沖縄県の要望と日米安保共同宣言

基地問題解決への県要望と解決内容

中間報告に盛り込まれた主な米軍基地
全面返還
普天間飛行場 安波訓練場 ギンバル訓練場 楚辺通信所 読谷補助飛行場 瀬名波通信施設 那覇港湾施設
部分返還
北部訓練場 キャンプ桑江 牧港補給地区 キャンプ瑞慶覧
継続検討
レクリエーション施設など

1996年4月18日 沖縄タイムス
「普天間」基地は動いた 展望と不安 5
嘉手納の怒り
黙っておれぬ機能移転

1996年4月18日 沖縄タイムス
検証 SACO中間報告 2
有事に民間空港施設などを使用
大きい「普天間」の代償

1996年4月18日 沖縄タイムス
127万人の実験 第1部 軍用地と経済 10
伊江島
高い施設庁の助成
国に頼る離島の苦悩
70代の地主 「収入あるのは基地のおかげ」
収益は2% 見返り事業 跡利用計画

「迷惑料」
「民生安定施設」は特例扱い

メモ
伊江島補助飛行場

1996年4月19日 沖縄タイムス
辺野古沖銃撃事故
ミサイルも発射
海兵隊ヘリ 漁船を背に1発
先週 県へ報告
→演習事故

1996年4月19日 沖縄タイムス
立ち入り人数を制限
県収用委「象のオリ」調査
米軍「地下設備に影響」
一度に7、8人 先月は十数人入った
→楚辺通信所

1996年4月19日 沖縄タイムス
検証 SACO中間報告 3
部隊の再配置が可能なこと示す
小ぶりな整理・統合

1996年4月19日 沖縄タイムス
核と基地 安保と日本・沖縄 9 我部政明
ダレス・重光会談 下
沖縄基地は共通利益
米、統治に日本の介入認めず
日米両政府の課題 憲法改正へ向かう 旧住民の帰島に反対 優先順位の違い

1996年4月20日 沖縄タイムス
爆音の授業妨害
12年で2年分の損
嘉手納小山本教諭 データ基に試算
→航空機騒音 嘉手納飛行場 山本隆司教諭

不明
社説
平和乱す盗聴施設いらぬ
→楚辺通信所

跡利用のメリット創出を
→跡地利用

1996年4月21日 沖縄タイムス
ニュース近景遠景
国 緊急使用で窮地 象のオリ
不法占拠の正当性示せず
「緊急性は薄い」の声上る
→楚辺通信所 強制収用

1996年4月21日 沖縄タイムス
対潜作戦センター送信所建設問題 本部町
戦争加担施設造らせない
5年目迎える監視活動
→自衛隊 P3C対潜水艦作戦センター(ASWOC)送信所

1996年4月22日 沖縄タイムス
ウチナーからの安保再定義 宮里千里
全国の〝沖縄化〟か
生活レベルでの論議を
今日の悲劇 返還は移設 一種の希望

1996年4月22日 沖縄タイムス
検証 SACO中間報告 4
耐用年数超えた米の復帰前施設
移設統合は「渡りに船」

1996年4月22日 日本経済新聞
若者はいま 第84話
基地の島で 1
「あこがれのアメリカ」実は軍隊
→連載・基地 天顔真弓氏

1996年4月23日 沖縄タイムス
検証 SACO中間報告 5
今回の合意内容 最終の到達点か
新たな返還要求に逆風も

1996年4月23日 日本経済新聞
若者はいま 第84話
基地の島で 2
思い語り合い 意識の芽育てたい
→天顔真弓氏

1996年4月25日 沖縄タイムス
北中城村 立村50年
米軍進駐で村分断
5月20日に式典・祝賀会

1996年4月25日 沖縄タイムス
127万人の実験 第1部 軍用地と経済 11
金武・宜野座
歳入支える基地収入
軍用地料で潤う区予算
「返還後」の財源消失に不安の声隠さない区長
1億6千万円 町村から区へ PTA会費も 将来を考える

基地依存度
自治体事情踏まえた跡利用を

メモ
キャンプ・ハンセン訓練場

1996年4月26日 沖縄タイムス
核と基地 安保と日本・沖縄 10 我部政明
沖縄への核配備
対ソ戦略上「抑止」として利用
核搭載機の配備で裏付け
沖縄基地を恒久施設へ 核兵器の沖縄貯蔵 冷戦と核戦略 核爆撃機の出撃基地

1996年4月26日 日本経済新聞
若者はいま 第84話
基地の島で 3
学生つなぎソフトに問題提起したい
→宮里辰徳氏

1996年4月28日 沖縄タイムス
不満残し受け入れ
「マラリア慰藉事業」で援護会
国の責任明記を条件に

1996年4月28日 沖縄タイムス
糸満市遺族会
平和の尊さかみしめ
「満霊之塔」を除幕
50年の胸のつかえ下りる
安らかに1万1700余柱

1996年4月28日 沖縄タイムス
思潮96 新崎盛暉
大阪・東京集会の意味
数年来まれにみる熱気
沖縄側主催で幅広い層結集
沖縄的共闘体制 共通目標をもつ人々 沖縄を超えて

1996年4月30日 沖縄タイムス
米兵が校内に無断立ち入り 与勝高校
迷彩服で測量調査
→演習その他

1996年4月30日 沖縄タイムス
アンテナ設置し、データ集め
海兵隊、与勝高で作業

1996年4月30日 沖縄タイムス
伊志嶺善三弁護士に聞く
安保と憲法の矛盾露呈
米軍も使用する権利はない
→楚辺通信所の不法占拠1カ月。

1996年4月30日 日本経済新聞
若者はいま 第84話
基地の島で 4
沖縄の思い伝える〝イルカ〟目指す
→新屋敷弥生氏





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