1999年5月

2015年01月15日/ 1999年新聞記事

1999年5月

1999年5月1日 琉球新報
沖縄サミット始動 2
超党派スクラム
〝オトーリ〟で勢い
新鮮だった沖縄の議員団結

1999年5月1日 琉球新報
変容する日米安保 下
海外の目
北朝鮮と中国に〝矛先〟
台湾は手放しの歓迎

1999年5月1日 沖縄タイムス
沖縄施政権返還とは何だったのか 1 我部政明
日米安保の中で
紛争抑止を担わされた島
日米両政府が位置付け
安保の核心 日米の狙い 有事駐留 朝鮮半島の危機

1999年5月1日 沖縄タイムス
憲法と沖縄 特措法改正 上 吉川純
地方の抵抗を排除
分権化は「隠れミノ」に

1999年5月1日 琉球新報
エッセー 風流無談
正義の戦争 目取真俊

1999年5月1日 琉球新報
核心評論
初の地方開催
高度な政治判断、対米戦略
基地問題進展の可能性も
→サミットの開催

1999年5月2日 沖縄タイムス
憲法の風景 4
反対派は「村八分」
基地強化で揺れる喜界島

1999年5月2日 沖縄タイムス
憲法と沖縄 情報公開法案 中 奥津茂樹
法の積極的利用を
問題点を指摘し改善へ

1999年5月2日 琉球新報
沖縄サミット始動 3
緊張感増す県
態勢強化はこれから
残務整理が一転、準備に忙殺
「ぼう然」の知事 外務省と調整へ

1999年5月2日 琉球新報
忍び寄る影 ガイドライン関連法案 9
火種
基地へのテロ想定
新指針視野に米軍
北朝鮮が激しい反応示す

1999年5月2日 琉球新報
サミットが來る 取り組みと課題 3
市民の対応
名護市は花の街づくり先行
すべてはこれから

1999年5月2日 琉球新報
沖縄 20世紀の光芒 17
〝苦闘〟400年―マラリア克服した八重山
最大の悲劇 軍命で多数犠牲に
強制疎開で地獄の苦しみ
戦いの歴史 今後、再侵入も 根絶への道 防圧に全力 平和教育へ

識者の視点
戦後の流行、行政にも責任
村上秀親氏 八重山保健所長

マラリア関連年表

1999年5月2日 琉球新報
混迷野党 揺らぐ軸足 3
共産躍進
連立政権を意識
惨敗、色あせる土井社民
現実路線に自信 「社共共闘」に警戒心

1999年5月2日 沖縄タイムス
権力者を縛るクサリ 憲法から視る 佐髙信
尊重擁護義務を明記
99条は日本国憲法の要諦

1999年5月3日 琉球新報
きょう「憲法記念日」
ガイドライン法案への識者の視点
憲法の規定を超えた事態も 高良哲美琉大教授
米国の戦争をバックアップ 井端正幸沖国大助教授
米国と一体の軍事行為に 佐久川政一沖大教授
国民の幸福追求権に反する 高作正博琉大助教授
防衛について議論深める時期 伊志嶺恵徹琉大教授

1999年5月3日 琉球新報
サミットが来る 取り組みと課題 4
海外メディア
期待される「痛み」の視点
どう映る〝基地の島〟

1999年5月3日 琉球新報
揺らぐ憲法 沖縄から問う 上 新崎盛暉
生存権脅かす基地誘致
ユーゴ空爆 銃乱射事件 暴力の論理に共通性
安直な「正義」 社会の荒廃招く 良心の証を

1999年5月3日 琉球新報
沖縄サミット始動 4
基地とのリンク
普天間打開に期待も
県は警戒感を強める
「切り札」 「戦略が大事」

1999年5月3日 琉球新報
佐髙信に聞く
沖縄は〝憲法番外地〟
米国で知られていない九条

1999年5月4日 琉球新報
憲法講演会
基地国家化危ぐ
佐髙氏 ガイドラインを批判

護憲派集会に危機感
「時代の要請」と改憲派

1999年5月4日 琉球新報
忍び寄る影 ガイドライン関連法案 10
情報
機密性高い対潜水艦作戦
中国の脅威視野に
住民への情報公開は置き去り

1999年5月4日 琉球新報
揺らぐ憲法 沖縄から問う 伊波洋一
憲法に優越する米軍
「政府、国会」を国民の手に
有事法制化にらむ 沖縄の危機感 憲法のらち外 主権意識の欠如 憲法の復活

1999年5月4日 琉球新報
27年を見る 米軍統治・復帰・いま 2
社会資本
道路整備、全国水準超える
統治下の名残 滑走路を次々延長

1999年5月4日 琉球新報
落ち穂
コザ暴動
伊敷勝美(沖縄市役所市史編集担当)

1999年5月4日 琉球新報
記者席
母のつぶやき覚えている
→新垣清徳中城村長

1999年5月5日 琉球新報
27年を見る 米軍統治・復帰・いま 3
財政援助
増え続ける依存財源
県債残高も増大 将来負担へ危機感
補助金 依存の本質

1999年5月7日 琉球新報
27年を見る 米軍統治・復帰・いま 4
行政組織
職員増加から削減へ 見直し作業進む 新たな「激変」の兆しも
激変緩和措置 行政改革

1999年5月7日 琉球新報
揺らぐ憲法 沖縄から問う 下 高嶋伸欣
国旗、国家法制化発端は沖縄
天皇制との関連議論を
生徒の処罰も予定 国体開会式に向けた強制 天皇制と沖縄の議論

1999年5月7日 琉球新報
忍び寄る影 ガイドライン関連法案 11
自衛隊
支持の一方で不安も
「沖縄へ強まる圧迫感」
活動内容の説明不足が一因

1999年5月8日 沖縄タイムス
沖縄施政権返還とは何だったのか 2 我部政明
日米同盟存在を再定義
極東有事と日本有事を結合
軍事の抜け穴 新指針への流れ 戦争を想定

1999年5月8日 琉球新報
27年を見る 米軍統治・復帰・いま 5
米軍基地
整理縮小は大きな流れ いまだ振興阻害
専用施設の7割集中
「絶対悪」に反響 現実対応の壁 基地固定化に懸念

1999年5月8日 琉球新報
ハンセンで火災
砲弾が引火

1999年5月8日 琉球新報
7日成立した情報公開法
提訴地の早期見直しを
沖縄弁護士会
「米軍基地も知る権利」
例外項目を批判

1999年5月10日 琉球新報
復帰27年 日本の中の〝異国〟 沖縄の今を問う 1 野村浩也
日本人になること 上
「日本人」への欲望
同化させるため差別
言葉の撲滅 「学問」の罪 単一民族指向

1999年5月11日 琉球新報
27年を見る 米軍統治・復帰・いま 8
労働運動
本土系列化進む
質的転換迫られ 緩やかな枠組みへ
労働法 布令を形がい化 一地方支部

1999年5月11日 琉球新報
復帰27年 日本の中の〝異国〟 沖縄の今を問う 2 野村浩也
日本人になること 下
殺戮に加担する沖縄 基地集中する「悪魔の島」
日本の異常さ 差別者への同化 醜い自画像

1999年5月11日 琉球新報
核心評論
復帰27年 転機の沖縄 上
複雑化した基地問題
経済基盤の弱さ変わらず

1999年5月11日 沖縄タイムス
27年を重ねて 世替わり沖縄5.15 1 写真家 山田實さん
激動の中 庶民に笑顔
戦前、米軍統治、復帰後…故郷は変わったか
心に焼き付けた原風景

1999年5月12日 琉球新報
核心評論
復帰27年 転機の沖縄 下
サミットは懐柔策
逆手に取り脱基地目指せ

1999年5月12日 琉球新報
小波津英興氏をしのぶ 福地曠昭
戦前、治安維持法で投獄
〝反戦供養〟の人生を貫く

1999年5月12日 琉球新報
復帰27年日本の中の〝異国〟 沖縄の今を問う 3 安里哲志
基地とオキナワ
「基地的社会」からの離陸
経済誘致の〝欲望〟を超えて
アメリカ世の置き土産 世界一の米軍 〝敵〟を仮想しない精神

1999年5月12日 琉球新報
八重山平和祈念館28日に開館
マラリア被害後世に
「援護会」解散、「遺族会」へ

1999年5月12日 琉球新報
周辺事態
沖縄が最も大きな影響
防衛庁長官 参院特別委で答弁
自治体への協力依頼 県内への集中示唆

1999年5月12日 琉球新報
「県民ないがしろに」
県内反響 政府を痛烈に批判

1999年5月13日 琉球新報
1999「5・15」 状況と視座
<復帰>幻想のゆくえ 仲里効
沖尚優勝とサミット決定
「日本」になるための通過儀礼

1999年5月13日 琉球新報
21世紀に向けて 沖縄はいま 上
サミットに広がる警戒感
基地問題とのリンク懸念

1999年5月13日 沖縄タイムス
ジャーナリストは見た 27×27=沖縄 1 新川明
消えたヤマトへの卑下
秘めた「したたかさ」に希望
最近の状況 暗黒時代を生きる 魂の彷徨 不敵な明るさ

1999年5月13日 琉球新報
おわびと訂正 繰り返し答弁
野呂田長官 不用意発言
ガイドライン特別委で政府

1999年5月13日 琉球新報
原島沖縄大使 離任インタビュー
「沖縄問題」心境は複雑
サミット開催は将来に希望

1999年5月13日 琉球新報
振興策は基地の対価
琉球フォーラム牧野氏が講演 負担軽減訴えを

1999年5月13日 琉球新報
低周波音 最高値 普天間第二小 沖国大
窓閉めても効果なし
頭痛、不眠の原因にも
普天間基地周辺で調査

1999年5月13日 琉球新報
爆音むしろ悪化
97年94.5デシベル→98年98.4デシベル
防止協定どうなった
北谷町砂辺

1999年5月14日 沖縄タイムス
ジャーナリストは見た 27×27=沖縄 2 国吉永啓
基地を取り巻く意識 上
米心理作戦の展開
手段選ばぬ抑え込み
謀略専門部隊を再配備
米心理作戦の展開 1400余件の法令 〝解放意識〟で軍政 弁務官資金で操作

1999年5月14日 琉球新報
1999「5.15」 状況と視座
新ガイドライン法と沖縄 我部政明
基本的な安保論争の欠如
県民も米軍支援の責任

1999年5月14日 琉球新報
21世紀に向けて 沖縄はいま 中
公文書から進めるなぞ解き
復帰時の密約も明らかに

1999年5月14日 琉球新報
復帰27年 日本の中の〝異国〟 沖縄の今を問う 5 ましこ ひでのり
「第2ヤマト世」と歴史意識
講義で教科書を「訂正」
ナイチャー教師の挑戦
教科書にない日琉関係史 アジア差別と沖縄基地 日本民族は実体か

1999年5月14日 琉球新報
23年ぶり町史発刊
東風平町 「平和教育に活用を」

1999年5月14日 琉球新報
新指針法案
213議会が「意義あり」
沖縄県は12自治体 反対や危ぐ表明

1999年5月14日 沖縄タイムス
27年 復帰前復帰後 の対比
県人口 消費者物価指数 県の財政 米軍基地面積 軍用地料 投票率

8割近くが依存財源 県財政の推移
復帰後に低下 96年は60%台

復帰27年 市町村長アンケート

復帰27年県内主要各党声明
自民党県連 振興開発計画で着実に発展した 嘉数昇明会長
社民党県連 アジアの平和 交流の要石に 新垣善春委員長
社大党 基地問題という山は必ず動く 新垣重雄書記長
共産党県委 米軍出撃基地として危険性増す 赤嶺政賢委員長
新進沖縄 経済自立基盤は依然として弱い 外間盛善幹事長
公明党県本 外交・安保の危険負わされた 高良政彦代表
民主党県連 サミット開催は絶好のチャンス 島尻昇幹事長
自由連合沖縄 雇用不安など解消する政治を 金城浩代表

識者分析
仲地博 琉球大学法文学部教授
公立補助が機能
自治行政は格段に充実

1999年5月15日 沖縄タイムス
ジャーナリストは見た 27×27=沖縄 4 国吉永啓
基地を取り巻く意識 下
行き場のない〝非戦魂〟
日米の絆に縛られ、より最悪に
一体化施策の作為 米兵日本法におびえ 永田町の住民対策 画一表現で全国へ

1999年5月15日 沖縄タイムス
沖縄施政権返還とは何だったのか 3 我部政明
核持ち込みの密約
有事には持ち込み是認
今なお存在する貯蔵疑惑
密約文書 世論の中心 宣伝効果

1999年5月15日 琉球新報
復帰27年 日本の中の〝異国〟 沖縄の今を問う 6 ましこ ひでのり
「第2ヤマト世」と歴史認識 下
「日本史」からの解放
内なる植民地主義の克服
真理の司祭 裁判ゲームの「推定無罪」 権力装置の教科書

1999年5月15日 琉球新報
政府、核査察を放棄
沖縄返還交渉で条件のむ

1999年5月15日 琉球新報
交渉の裏側 明らかに
沖縄返還時の核査察放棄文書
米、核戦略の崩壊懸念
日本 国会乗り切りに苦心

1999年5月15日 琉球新報
県民不在の軍事戦略
解説
核の極秘撤去計画
事前通告の空洞化狙う
原潜寄港

1999年5月15日 琉球新報
極秘輸送、生々しく
核撤去と原潜に関する内部文書
反基地の高まり懸念
本土の〝沖縄化〟も視野に
核兵器輸送計画 原潜寄港の24時間前通報

1999年5月15日 琉球新報
1999「5.15」 状況と視座
復帰27年と沖縄の環境 宇井純
自然食いつぶした経済開発
行政の前例主義の改革を

1999年5月15日 琉球新報
復帰記念 座談会
アジア平和に貢献を 沖縄の〝特性〟で勝負

出席者
仲宗根悟さん(元沖縄県祖国復帰協議会事務局長)
松島朝義さん(陶芸家)
中江裕司さん(映画監督)
砂川かおりさん(沖縄環境ネットワーク)
司会・宮良健典琉球新報編集局次長

復帰に何を期待したか 基地問題の打開策 沖縄を意識するか

仲宗根悟さん
民族的な運動勝ち取った
基地問題解決には米への意思表示必要

松島朝義さん
民主主義求めることに意味
憲法適用と同時に日米安保の枠内へ

砂川かおりさん
本土との線引きは無意味
問題となっている 構図が見えにくい

中江裕司さん
〝個〟に魅力、素晴らしい
境界線存在は現実 とっても意識する

新しい沖縄づくり
融和と共生の時代に 仲宗根さん
音楽は世界に通用する 中江さん

1999年5月15日 琉球新報
進まぬ基地整理縮小

新たな沖縄振興策の展開スキーム(試案)
統計でみる沖縄県のすがた
米軍基地の状況
米軍専用施設の返還状況(施設面積)
沖縄開発庁予算および沖縄振興開発事業予算の推移(補正後ベース)
沖縄関係経費の累計額

1999年5月15日 琉球新報
ハーグ平和会議
基地が土地奪っている
大田前知事 整理縮小と軍縮訴え

1999年5月15日 沖縄タイムス
占領27年復帰 名残と変化
「アメリカ」消えず
946ミリパック
機械も容器もガロン単位の米国製
1ℓ可能も「牛乳は難しい」とか

高等弁務官道路
「帝王」の面影薄れ

1999年5月16日 沖縄タイムス
27年を重ねて 世替わり沖縄5.15 6
原点に戻ろう
金武町長 吉田勝広さん
理想どう結実させる

1999年5月16日 沖縄タイムス
ギンバル訓練場
北側海岸浸食 金武町議会の調査委が視察
地主間に混乱予想
原状回復 国に求める方針

1999年5月17日 琉球新報
復帰27年 日本の中の〝異国〟 沖縄の今を問う 7 仲間恵子
復帰のかたち
大阪に二つの復帰記念碑
次世代に継ぐ「5・15」検証
屈辱のパスポート 「沖縄が帰ってきた」 暗黙のメッセージ

1999年5月17日 沖縄タイムス
ジャーナリストは見た 27×27=沖縄 4 由井晶子
女性たち 上
芸能、工芸守り下支え
生き生きとした活動始める
群衆の一角から 復興期の黒子たち 独自の運動を展開

1999年5月17日 琉球新報
解説
那覇軍港
基地問題で県内首長アンケート
「普天間」に比べ柔軟姿勢
軍民共用で論議必至

普天間移設 軍民共用空港 那覇軍港移設

1999年5月17日 琉球新報
沖縄同様韓国を知ることが重要
宜野湾 「女性と基地」ツアー報告会

1999年5月18日 琉球新報
復帰27年 日本の中の〝異国〟 沖縄の今を問う 8 池田緑
「沖縄独立論」をめぐって 上
〝自立〟のグローバリゼーション
「自分のことは自分で決める」
多数派と少数派 秩序の〝解体〟と〝再編〟 日本を相対化する視点

1999年5月18日 沖縄タイムス
ジャーリストは見た 27×27=沖縄 5 由井晶子
女性たち 下
国際的視野で運動を展開
意識改革への主張、緒につく
戦後育ちのリーダー 人権侵害に取り組む 海外への活動拡大

1999年5月18日 琉球新報
金武町
土砂流出 浸食進む海岸
2001年返還予定のギンバル訓練場
議会が視察 原状回復要求へ

1999年5月18日 琉球新報
動き始めた佐世保基地再編
軍民すみ分けで経済振興に期待
岸壁の返還など本格検討

1999年5月18日 琉球新報
「琉球警察軍」の全容判明
「極東軍文書」を荒助教授が入手
米軍朝鮮派遣部隊の肩代わり
全員がカービン銃で武装

1999年5月18日 沖縄タイムス
いま語る 大田昌秀さん
平和思想
「非武の文化」広げ、友好を
軍事解決は暴力まん延反映

1999年5月19日 琉球新報
復帰27年 日本の中の〝異国〟 沖縄の今を問う 9 池田緑
「沖縄独立論」をめぐって 下
〝沖縄発〟の提起に期待
世界が共有する「自立・自決」問題
繰り返される自決要求 問い直される「国家」 自立への追い風

1999年5月19日 琉球新報
ジャーナリストは見た 27×27=沖縄 6 川満信一
表現の軌跡 上
冷静な客観視点必要
危ない民族主義の正当感
異常なフィーバー 常に臨戦態勢

1999年5月19日 琉球新報
落ち穂
毒ガス移送
伊敷勝美 沖縄市役所市史編集担当

1999年5月19日 琉球新報
新指針法案 きょう那覇公聴会
沖縄の心伝えてほしい
セレモニーにしないで
「防衛の問題大切」の声も

伊佐氏(沖駐労委員長)公述に全駐労の思い複雑
「誤解与えかねない」と危ぐ

1999年5月19日 琉球新報
朝鮮有事で那覇空港提供
防衛庁 米軍からの要請で検討
94年、那覇港なども
関係者「新指針の基に」

1999年5月19日 琉球新報
新たな基地提供も検討
防衛庁 朝鮮有事の対応想定
「後背地の確保不可欠」
米軍が管理権行使

前田哲夫(東京国際大学教授)に聞く
労務提供も要求 沖縄への影響大

指針公聴会 公述人の意見要旨

1999年5月20日 琉球新報
復帰27年 日本の中の〝異国〟沖縄の今を問う 10 新垣誠
万国津梁の民
国際社会への自己像
日本の「内」と「外」で揺らぐ沖縄

1999年5月20日 琉球新報
「沖縄守る」基地「戦争招く」
新指針法案沖縄公聴会
「武力必要」「平和大切」
公述人、安保でも意見対立

1999年5月20日 琉球新報
県民、参院に厳しい目
いずれも貴重な意見
井上委員長 論議深める意向

小渡亨・県議 抑止力を高める
比嘉良彦・政治アナリスト 徹底審議が条件
伊佐真一郎・沖駐労委員長 早い法制化必要
新垣勉・弁護士 再び戦場にせず
高良鉄美・琉大教授 特に慎重審議を
新崎盛暉・沖大教授 有事防ぐ努力を

質疑要旨

1999年5月20日 琉球新報
法案の不明確さ露呈
新指針法案公聴会
解説
生活への影響懸念
不安ぬぐう国会論議を

公聴会を傍聴して
宮里政玄氏 沖縄対外問題研究会代表
憲法改正論に驚き 議論の高まり期待

1999年5月20日 琉球新報
社説
沖縄公聴会
どう生かす「県民の声」
今こそ示せ参院の存在意義
沖縄でしか見えぬ現実 全国民の問題「安全保障」

1999年5月21日 琉球新報
復帰27年 日本の中の〝異国〟沖縄の今を問う 11 新垣誠
万国津梁の民 下
問われる沖縄の心
国際理解の場は日常の中に
沖縄社会の〝よそ者〟 まなざしの暴力

1999年5月21日 琉球新報
ジャーナリストは見た 27×27=沖縄 8 川満信一
表現の軌跡 下
倫理の根源見失うな
同化と精神のボーダレス
シビアな反省意識 主題の喪失

1999年5月21日 琉球新報
野中長官
「沖縄戦の実態、整理が必要」
政府の調査示唆

1999年5月21日 沖縄タイムス
〝基地開放〟ですか?
泡瀬通信施設フェンス50メートル破損中
アンテナは近づくと危険
米軍「遊び場ではない」

1999年5月21日 沖縄タイムス
歌い継がれる「さとうきび畑」
心に解け込む〝平和な歌〟
作詞・作曲 寺島尚彦さん
戦争の悲しみを淡々と

1999年5月22日 沖縄タイムス
沖縄施政権返還とは何だったのか 4 我部政明
米国の利益NssM-5
核貯蔵と直接出撃に価値
返還後も基地保有可能と判断
米の新たな対日政策 自由な基地使用ありき 米国の利益を優先

1999年5月23日 琉球新報
基地跡利用の促進 事件・事故防止を
基地所在市町村長が要望
外相「可能なものから対応」

外相懇談会での基地所在市町村長の発言要旨

知事・外相会談要旨

1999年5月24日 琉球新報
表層深層
サミット 開催に潜む思惑
基地問題 切り離して取り組みたい県
基地問題 促進剤期待の日米両政府
サミット効果 沖縄に警戒感 あけすけな発言

外相記者会見要旨

1999年5月24日 琉球新報
復帰27年 日本の中の〝異国〟沖縄の今を問う 12 冨山一郎
国民であること、国民を選択するということ 上
復帰は選択できたか
「絶望的なノン」の問いかけ
日々の人民投票 新たな政治空間 国民共同体への剥離感

1999年5月24日 琉球新報
いま語る 大田昌秀
平和の礎
「構造的暴力」解決を
沖縄は非武の文化大切に

1999年5月25日 琉球新報
国民不在に怒りと失望
「慎重審議せず暴挙」
沖縄公聴会公述人の声 「喜ばしい」と歓迎も

「有事への備え必要」国境の島 与那国町

「悔しい、悲しい」
元ひめゆり学徒の宮良さん
戦争の危機を訴える

県民の反応
抵抗感の薄れが怖い 立法化後も検証を 平和築けるのか疑問

1999年5月25日 琉球新報
復帰27年 日本の中の〝異国〟沖縄の今を問う 13 冨山一郎
国民であること、国民を選択するということ 下
「新しい市民権」の可能性
国家を問題化する思想
正しい思想 剥離感の保持 還元不可能な関係性

1999年5月25日 琉球新報
基地の島の辛苦さらに
新防衛指針法成立
航空 管制返還ますます困難
物流 「食卓犠牲にするの」 車両提供の余裕はない
港湾 「悔しい」と唇かむ
基地従業員 ベトナム戦争想起 軍隊と共に紛争地派遣も
平和団体 2団体が抗議集会
労働団体が抗議声明

1999年5月25日 琉球新報
基地縮小の足かせに
解説
求められる憲法論議
次は有事法制、国際貢献

県出身国会議員談話
平和外交で事態発生抑制 仲村正治衆院議員(自民)
日米の信頼 関係強固に 嘉数知賢衆院議員(自民)
基地縮小に大きな役割 下地幹郎衆院議員(自民)
欠陥だらけの成立、残念だ 上原康助衆院議員(民主)
徹底した平和 対話強く主張 白保台一衆院議員(公明)
再び戦争の犠牲明白だ 古堅実吉衆院議員(共産)
自治体や国民 戦争に総動員 照屋寛徳参院議員(社民・護憲)
沖縄への影響大きく、懸念 島袋宗康参院議員(二院ク・自由連合)

地域の自治権侵される 吉田勝広金武町長
要請あれば協力 蔵当真徳勝連町長
協力要請の拒否あり得る 仲宗根正和沖縄市長
負担増ないか 厳しく見守る 宮城実篤嘉手納町長
残念であり不安である 比嘉盛光宜野湾市長
性急すぎる極めて遺憾 親泊康晴那覇市長
明確な方策示すべきだ 宮城健一浦添市長
市民生活への不利益を懸念 伊志嶺亮平良市長
市長権限の及ぶ所は拒否 大浜長照石垣市長

1999年5月25日 琉球新報
沖縄へさらなる重圧
解説
新指針が成立
公聴会はアリバイ
県民の疑問に答えず

自治体協力の解説書作成 来月公表

中国
台湾問題を注視
日本の軍事大国化批判

日米同盟が軍事的に機能
米政府

政党談話

県内政党談話
日本の安全一層確実に 自民党県連・翁長雄志幹事長
皆で反戦の声上げよう 社会民主党沖縄県連合・新垣善春委員長
法案の大半 やぶの中 社大党・新垣重雄書記長
憲法違反の法律は無効 共産党県委員会・赤嶺政賢委員長
平和のため慎重運用を 新進沖縄・外間盛善幹事長
人道支援をさらに提唱 公明党県本部・高良政彦代表
性急すぎる審議に懸念 民主党県連・島尻昇幹事長
尽くされぬ国民的論議 自由連合沖縄・金城浩代表

1999年5月25日 琉球新報
新指針関連法(要旨)

1999年5月25日 琉球新報
核心評論
新指針法成立
虚構振りまき、論議回避
あまりにも寂しい政治の姿

1999年5月25日 琉球新報
21世紀の安保戦略 上
アジア紛争に関与
軍事面で米の一翼担う

1999年5月26日 琉球新報
復帰27年 日本の中の〝異国〟沖縄の今を問う 14
「沖縄像」再考
国民国家の暴力を否定
反復される平和への願い
「復帰」を問うということ 問われる「沖縄の心」 「内なる他者」の声

ましこひでのり氏インタビュー
「沖縄の今を問う」を終えて
〝植民地主義〟の再検討必要
被害者、加害者にならない選択を

1999年5月26日 琉球新報
ガイドラインの影 周辺事態と沖縄 上
温度差
大きい本土とのギャップ
公聴会、通過儀礼にすぎず
構造的な差別 「日本人は魂が抜けた」

1999年5月26日 琉球新報
SACO交付金
「基地受け入れとは別」
4町村 振興策に活用強調

1999年5月26日 琉球新報
21世紀の安保戦略 中
次の標準は有事法制
不透明な国際平和貢献

1999年5月26日 琉球新報
砲撃演習廃止2年 〝傷〟いえず ブート岳
金武町

1999年5月27日 琉球新報
21世紀の安保戦略 下
警戒感強める中国
予防外交が信頼得る道

1999年5月27日 琉球新報
ガイドラインの影 周辺事態と沖縄 中
基地縮小との矛盾
重要性増す在沖米軍
新たな役割担う恐れも

1999年5月27日 琉球新報
政論時論 比嘉良彦
サミット
「沖縄開催」の当惑
問われる構想力と実行力

1999年5月29日 沖縄タイムス
沖縄施政権返還とは何だったのか 5 我部政明
米国の目標・軍事権確保
秘密協定の締結を勧告
核搭載艦の寄港は事前協議外
具体的な要件 核兵器の自由使用 通常兵器の直接出撃

1999年5月29日 琉球新報
ガイドラインの影 周辺事態と沖縄 下
沖縄の課題
粘り強く基地縮小の声を
求められる地域の主体性

1999年5月29日 沖縄タイムス
新ガイドラインから見えるもの
新崎盛暉
戦争への道着々と
有事法制整備の動き一斉に

1999年5月29日 沖縄タイムス
軍隊のない国 コスタリカの平和主義
一貫して中立的立場
自衛権と交戦権 憲法で認める
でも軍隊組織 一度もない
軍隊を廃止 「不可能ではない」

1999年5月30日 沖縄タイムス
歴史に学ぼう
米軍基地 沖縄戦が背景に
呉屋悟

1999年5月30日 沖縄タイムス
ニュース断面
再改定特措法審議入り
奪われる基地カード
地方分権法に隠れ 論議低調
普天間移設を想定? 盛り上がらぬ論議

1999年5月31日 琉球新報
記者の余録
宮里努 嘉手納支局
嘉手納町の知恵

1999年5月31日 沖縄タイムス
不発弾爆発の悲劇検証
LCT事故描いた「伊江島の戦中・戦後体験」刊行
あらためて9人の目撃証言
石原教授「全容解明できた」

1999年5月31日 沖縄タイムス
ニュース断面
泡瀬通信施設
もたつく制限水域解除
米軍の抵抗で難航
リゾート開発に支障
2年前から交渉 電波障害の可能性

1999年5月31日 沖縄タイムス
浦添地先
〝豊かな海〟を確認
軍港移設反対の決意新た
「市民の会」独自で初調査

1999年5月31日 琉球新報
語り継ぐために マラリア平和祈念館オープン 上
「ねぎらいの言葉もない」
地元関係者 展示内容変更や館長不在に反発









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Posted by 糸満のカッパ at 14:38